生後一ヶ月で混合から完母に移行するまでレポとその方法
はじめに
和泉(id:c151014)です。他業種歴の方が長いなんちゃって看護師です。現在第一子を完全母乳で育てています。完母に移行してから今に至るまで、健康状態や体重増加に問題はありません。
当初は混合希望でした。理由は「母乳が十分な量出るか分からなかったから」です。母乳不足で赤ちゃんの体重が増えなかったら困るな、と思い、バースプランの一部として混合希望を出しました。実際に、入院中もミルクを足しながら授乳していました。退院後は、授乳を終えても泣き止まず「飲み足りないのかな?」と思われるときや、ぐっすり寝て欲しい夜間にミルクを足していました。でも、長くは続きませんでした。とにかくミルクを作るのが手間で面倒に感じたからです。
ちょうどこの頃、母乳育児について調べていました。色々調べていくうちに「ミルクをやめて母乳だけでいけるのでは?」と考えるようになりました。
1ヶ月検診、新生児訪問時に助産師さんにも相談し、完全母乳に移行しました。
完母に切り替えようと思った理由
- 赤ちゃんの体重増加が十分だった(日増50グラム)
- 母乳を十分な量飲めているサインがあった(日にオムツ5~6枚がおしっこでずっしりと濡れる)
が、ありました。もしこの2つを満たしていないと、助産師さんからミルクを足すことを勧められるかもしれません。赤ちゃんの経過や、様子を伝え、助産師さんと相談することをお勧めします。
また、
- 乳頭混乱が起こるのが怖かった
というのもあります。乳頭混乱は混合栄養の赤ちゃんに起こる現象で、哺乳瓶での授乳を好み、お母さんの乳首を拒否してしまいます。ミルクより母乳に比重を置きたかったので、乳頭混乱を起こす前に母乳育児に切り替えようと思いました。
その他にも「完母だと妊娠中増えた体重を落としやすい」とか「ミルクの準備が手間」と言った、私個人の希望もありました(笑)
切り替えるためにしたこと
- 頻回授乳
この一点に尽きます。頻回授乳とは、赤ちゃんが泣くたびに母乳を与えることを指します。母乳は赤ちゃんに吸われることによって作られるので、赤ちゃんが吸う回数が増えると、作られる母乳の量も増えます。そうするうちに、赤ちゃんが必要としている量の母乳が作られるようになるという仕組みです。母乳を増やしたければ、とにかく頻回授乳をすることが大切です。また、母乳分泌に働くプロラクチンというホルモンが一番増えるのは夜のため、夜間授乳をすると効率的・効果的に母乳の量を増やせます。
実際に移行するまで
頻回授乳中は、1日中2~3時間おきに授乳していました。1日あたりの授乳回数は10回前後でした。夜中も同じペースで起きて授乳をしないといけないので、正直体力的にはきつかったです。
移行してから1~2週間くらいは「足りてるのかな?」と心配していました。しかし、活気が無くなったり、やたらとおっぱいを欲しがったり、授乳間隔が極端に短くなったりという様子は見られませんでした。また、母乳が足りているか判断する指標のひとつに、おしっこがオムツ5~6枚/日しっかり出ているかというものがあるのですが、そちらもクリアしていました。そのため、そのままミルクを足さずに授乳を続けました。
その他にも、体重増加があれば足りているサインとのことで、大体2週間ごとに体重を測定しました。100グラム単位でしか計れない大人用の体重計でしたが、増加が確認出来たので細かくは調べませんでした。もし詳しく知りたい方は、ベビースケールで計って下さい。家にないという方でも、保健センターやデパートの授乳質に置いてあることが多いので、利用するのがお勧めです。
私の場合、生後2か月を迎える頃には、完全に完母に移行していました。その後も完母で育てています。
まとめ
母乳の量を増やすなら頻回授乳!
完母に移行するにあたって、NPO法人 ラ・レーチェ・リーグ日本のWEBサイトを参考にしました。
llljapan.org
メニュー>知りたいことを探す>母乳なんでも相談室
上記ページに、母乳が足りているか判断する目安や、授乳間隔・回数に関する情報が載っています。
また、赤ちゃんの健康に関わることなので、何か不安や疑問があれば、医師や助産師に相談して下さい。私も助産師さんに今までの経過を相談の上、完母に移行しています。
おわりに
繰り返しにはなりますが、現在混合・ミルクの方は、かかりつけのお医者さんや助産師さんに、赤ちゃんの健康状態を診ていただいた上で、授乳方法をお選び下さい。お母さんや赤ちゃんの健康状態によっては、母乳でそだてたかったけれどミルクが必要、という状況もあるからです。
授乳は、赤ちゃんの健康、ひいては命を守る大切な行為です。医学的にミルクが必要と判断された場合には、母乳にこだわらず、必要に応じてミルクを利用して下さい。赤ちゃんの命を守ることに変わりはありません。